2013年10月18日金曜日

読書メモ

「私という病」中村うさぎ(新潮文庫)

「どうして私は、女であることを、おおらかに正々堂々と楽しめないのか」……男に負けないよう必死で手に入れた「勝ち組」の称号が、恋愛マーケットでは惨めな「負け組」と見なされる。愛されたい、だけど見返してやりたい……相反した女の欲情を抱いた作家が叩いた扉は、新宿歌舞伎町・熟女ヘルス。過激な<実体験主義>に潜む、普遍的な「女」の苦しみに肉体ごと挑んだ、戦いと絶望の全記録!

目次
まえがき
第1章 セレブ妻・叶恭子(源氏名)のデリヘル日記
第2章 女は、女であることを確認してこそ「女」となる
第3章 男の「自己正当化」病と、女の「引き裂かれ」症候群
第4章 東電OLという病
あとがき
解説 伏見憲明

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