2013年8月28日水曜日

2013年8月19日月曜日

2013年8月14日水曜日

読書メモ

「家のない少女たち」鈴木大介(宝島SUGOI文庫)

奔放な10代少女の逸脱ばかりがクローズアップされるテレビの「プチ家出」報道だが、実はその陰に親からの虐待や貧困、施設からの脱走など様々な背景を抱えて路頭に迷う「家を棄てた」少女たちが存在する。彼女たちの多くが食べるため、寝床を確保するため、援交=売春を強いられる。下心を秘めた「泊め男」や違法売春組織に利用され、社会のゴミ扱いされ、それでも力強く生き抜く少女たちの姿を描いた衝撃作。

目次
まえがき
第一章たった一日の母子
保護責任者遺棄/「全身麻酔にしてよ」/陽性反応/十六歳の決断/「急患のとこに置いてきた」/夏子の贖罪
第二章ご飯とふりかけだけで育った
「逃亡なんですよ」/児童自立支援施設から脱走/「おまえなんかいらねえ」/「所詮仕事だろ」/救済が間に合わなかった少女/第一次脱走生活/今度戻ったら、殺される/家出のプロフェッショナル/我慢の限界
第三章それでも家には帰れない
初体験が父親/初テレクラ/悪夢の始まり/監禁された少女たち/イチかバチか/二人だけの城
第四章大阪のババ子
立ちんぼの娘に生まれて/憎しみの墓標/生理用下着が欲しくて/「四ヶ月分の食費やねん!」/援交家計簿/「オカンの客もウチが探してん」/「心がババ付きなんは誰や」
第五章泊め男と仔鹿ちゃん
家出掲示板/カラダでしか返せない/ペットという感覚/泊め男の部屋/泊め男との面接/弱い立場
第六章売春組織に救われて
ピンクビラ街道/「ウチだけじゃねーよ」/風俗嬢の青田買い/条例改悪/新業種「援デリ」の発生/家出少女の巣窟/援デリに感謝する十五歳/援デリとトバシ携帯
第七章オジサンもっと、ギュッとして
施設で育った少女/家出なのに皆勤賞/援交で感じた「ぬくもり」/一人で食べた誕生日ケーキ/「頼むからもう、死んでくれる?」/ねぎまとつくね/援デリグループの崩壊
第八章三百六十五日ラブホで暮らした
「お姉ちゃん、マトモに答えられません」/お母さんも知的障害/お姉ちゃんが行方不明/援交で生き抜く日々/お姉ちゃんの特殊能力/姉妹で美人局/絶対に汚されない天使
第九章ジャンキー少女
ドラッグで作った借金/自慢のお母さん/鼻からペプシ/「赤字」の援交/お母さんの手紙/五十万円のツケ/「もうネタやんねーから!」
第十章お前、援交やってこい
アンバランスな少女/財布を燃やされた/援交で得た「力」/V系バンドとの出会い/歌舞伎町の闇体験/ホストにハマる/カモ子ちゃん
終章世界で一番幸せだった
コワレモノの少女/「自分で言うけど、頭はイイ」/セックス狂の歌姫/幼児退行/今すぐ妊娠したい/調教された犬/父親になろうとした母親/「助けてって言えないあたしを、助けてよ」
あとがき
文庫のためのあとがき

2013年8月2日金曜日

イベントメモ

藝能往来「小唄カフェVol.6」
神楽坂・キイトス茶房
ゲスト・綾乃テン

読書メモ

「頭のうちどころが悪かった熊の話」安東みきえ/絵・下和田サチヨ

頭のうちどころが悪かった熊の話
いただきます
ヘビの恩返し
ないものねだりのカラス
池の中の王様
りっぱな牡鹿
お客さまはお月さま

空蝉

自宅の駐車場で
今夏初の蝉の抜け殻。