2013年12月1日日曜日

読書メモ

「歴史とは何か」WHAT IS HISTORY ?
E.H.Carr/清水幾太郎 訳(岩波新書(青版)447)

はしがき
Ⅰ 歴史家と事実
歴史とは何か/事実尊重の時代/歴史的事実とは何か/歴史的事実が生まれる過程/無智の必要について/文書が語るもの/十九世紀の歴史観/歴史家が歴史を作る/先ず歴史家を研究せよ/想像的理解の必要/現在の眼を通して見る/懐疑主義とプラグマティズム/歴史家の仕事ぶり/歴史的事実と歴史家
Ⅱ社会と個人
社会を離れた個人はいない/個人崇拝の時代/過去は現在を通して/保守主義者ネーミア/時代の流れと歴史家/歴史の産物としての歴史家/歴史研究の対象/個人の行動をどう扱うか/歴史における数の重要性/人間の行為が生む不測の結果/叛逆者をどう見るか/偉人をどう見るか
Ⅲ歴史と科学と道徳
歴史は科学であること/歴史における法則の観念/道具としての仮説/科学と歴史との間/一般化の意味/歴史と社会学の関係/歴史の教訓について/未来に対する予言/歴史研究の主体と客体/物理学的世界との類似/歴史における神について/歴史家は裁判官ではない/道徳的判断の基準/超歴史的な価値があるか/価値の歴史的被制約性/もっと科学的に
Ⅳ歴史における因果関係
歴史の研究は原因の研究/原因の多様化と単純化/ポッパーとバーリン/自由意志と決定論/思想上の「未練」学派/クレオパトラの鼻/歴史における偶然とは何か/ロビンソンの死/現実的なものと合理的なもの
Ⅴ進歩としての歴史
過去に対する建設的な見解/歴史における進歩の概念/生物的進化と社会的進歩/歴史の終りということ/進歩と非連続性/獲得された資産の伝達/歴史における方向感覚/過去と未来との対話/「存在」と「当為」/「最も役に立つもの」/真理の二重性
Ⅵ広がる地平線
現代の新しさ/自己意識の発展/ヘーゲルとマルクス/フロイトの重要性/現代の歴史的転換/理性の役割の拡大/理性の濫用をめぐって/世界的バランスの変化/地平線は広がる/孤立するものは誰か/それでもーそれは動く
原注

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