2012年9月2日日曜日

読書メモ

「かめくん」北野勇作

かめくんは自分がほんもののカメではないことを知っている。クラゲ荘に住みはじめたかめくんは模造亀(レプリカメ)。新しい仕事は特殊な倉庫作業。リンゴが好き。図書館が好き。昔のことは憶えていない。とくに木星での戦争のことは……。日常生活の背後に壮大な物語が浮上する叙情的名作。日本SF大賞受賞。◎解説=佐々木敦

第一章模造亀(レプリカメ)
第二章機械亀(メカメ)
第三章亀記憶(カメモリー)
第四章亀手紙(カメール)
かめくんのあとがき
河出文庫版のあとがきにかえて
かめくんのかいせつ 佐々木敦

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