2012年8月3日金曜日

読書メモ

「伝奇集」J・L・ボルヘス/鼓直 訳

夢と現実のあわいに浮び上る「迷宮」としての世界を描いて、二十世紀文学の最先端に位置するボルヘス(1899-1986)。本書は、東西古今の伝説、神話、哲学を題材として精緻に織りなされた彼の処女短編集。「バベルの図書館」「円環の廃墟」などの代表作を含む。

「八岐の園」
プロローグ
トレーン、ウクバール、オルビス・テルティウス
アル・ムターシムを求めて
『ドン・キホーテの著者、ピエール・メナール
円環の廃墟
バビロニアのくじ
ハーバート・クエインの作品の検討
バベルの図書館
八岐の園
「工匠集」
プロローグ
記憶の人、フネス
刀の形
裏切り者と英雄のテーマ
死とコンパス
隠れた奇跡
油断についての三つの解釈
結末
フェニックス宗
南部
訳注
解説

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